我が家では、これまで鉢植え・苔・瓶など、さまざまな方法で胡蝶蘭を育ててきました。
今回はその中から、瓶育成で咲いた白い胡蝶蘭の開花の様子を中心にまとめてご紹介します。
枯れてしまった株もありましたが、その経験も含めて、瓶育成のリアルな記録として振り返ります。
瓶の中で見せる胡蝶蘭のやさしい姿を、どうぞご覧ください。
胡蝶蘭の様子
瓶で育てている白い胡蝶蘭は、根の様子を間近で見られるのが魅力です。
水位や光の調整をしながら、ゆっくりと花芽が伸びていく様子を観察してきました。
ここでは、花芽が動き出してから花が咲くまでの姿を、順を追って振り返ります。
花芽が動き出した頃
瓶の中の根が安定し、葉の色つやも落ち着いてきた頃、小さな花芽が顔を出しました。
最初は「新しい根かな?」と思うほど控えめでしたが、日を追うごとに少しずつ伸びていく様子に期待が高まります。

根元の保湿や光の当たり方を整えながら、環境の変化に気をつけて観察しました。
蕾の原型が見えてくると、毎朝確認するのが楽しみになります。
蕾がふくらみ始めて
花芽がしっかりしてくると、節ごとに小さな蕾が並び始めました。
最初は淡い黄緑色で、硬く閉じているのですが、温度や湿度が安定していると、徐々に丸みを帯びてくるのがわかります。

瓶の中では根が呼吸しづらくなることもあるため、水の量を控えめにし、根が空気に触れられる時間を意識して育てました。
最初の一輪が開花
ついにひとつ目の蕾が開きました。薄い花びらが少しずつ外側にほどけていく瞬間は、何度見ても感動します。
白い花が開くと、他の蕾にも変化が出て、次々と開花の準備を始めるのが不思議です。

瓶の中の根が光を浴びて透けるように輝き、植物全体が生き生きと見えます。
花がそろって咲き誇る頃
数輪の花が並ぶと、室内が一気に明るく感じます。
瓶の中という限られた空間でも、根を伸ばし、しっかり花を咲かせる姿には毎年驚かされます。

花持ちも良く、今年は特に瑞々しさを長く保ってくれました。
朝の光を受けた白い胡蝶蘭は、静かでやさしい存在感を放ち、家の中に穏やかな空気をもたらしてくれます。
関連ページ
これまでの胡蝶蘭育成の中で、瓶育成を始めたきっかけや環境づくりについても記録してきました。
以下の記事では、瓶育成に至るまでの過程や管理の工夫を紹介しています。
シワシワの蕾の様子は、こちらのページ👆👆で綴っています。
2025年の開花の記録
2025年も、それぞれの育成方法で胡蝶蘭が花を咲かせました。
瓶育成のほか、苔・鉢でも可愛らしい花が開き、それぞれ違った表情を見せてくれました。
瓶育成を続けていく理由
最近、瓶の胡蝶蘭が増えてきたね!
うん。お手入れしやすくて、根の様子も見えるから安心なんだよ。
今は根を裸の状態で休ませているけど、また新しい根が出てくるのが楽しみでね。
見た目も可愛いし、観察にもぴったりだね。
そうなの。これからは瓶育成を中心に、少しずつ環境を整えていこうと思ってるよ。
胡蝶蘭の根っこのお手入れをしてからは、しばらく鉢の中で「裸」のまま管理している株がいくつかあります。
そのうちの一部は、瓶の中で根を休ませながら育てており、これが思いのほか相性が良く、最近では瓶育成が少しずつ増えてきました。
来年の春に向けて、どんな環境で育てていくのが良いかを考えながら、光・水・風のバランスを見つめ直しています。
瓶の中で根が新しく動き出す季節を楽しみに、これからも少しずつ記録を続けていきたいと思います。
ちょこっと感想
今年の胡蝶蘭は、瓶育成ならではの透明感のある花姿が印象的でした。
枯れてしまった株もありましたが、その経験が次の育成にきっとつながる気がします。
今後も、瓶の中でゆっくりと育つ胡蝶蘭たちを見守りながら、小さな変化や気づきを記録していきたいと思います😊





















