花が終わって静かになった胡蝶蘭。
ところがふと見ると、茎の節や根元に小さな動きが…!
春を待つ間にも、株の中では次の準備が始まっているようです。
今回は、花後の胡蝶蘭に見られた“秋の変化”について記録しました。
胡蝶蘭の様子
お花が終わって少し寂しくなった株ですが、しばらく観察していると、根元や花茎のあちこちに小さな変化が見えてきました。
一見休んでいるように見えても、胡蝶蘭の中では次の成長の準備が始まっているようです。
根っこの様子
根元近くでは、新しい根が顔を出していました。
乾いた古い根のすぐそばから、つやのある新芽のような根が伸びてきていて、株がまだ元気に活動している証拠です。
枯れた根は無理に取らず、自然に乾いてからカットする程度で見守ることにしました。


花芽の様子
切り戻した花茎の節の部分をよく見ると、小さな芽がふくらみはじめていました。
花芽になるのか、新しい茎(子株=高芽)になるのかはまだわかりませんが、この小さな膨らみを見るとまた咲いてくれそうな期待が膨らみます。
花後の胡蝶蘭でも、こうした変化を見つけると「まだ終わっていないんだな」と感じます。


育成Q&A
花が終わっても、どこか元気な気配を感じる胡蝶蘭。
季節は秋へ。気温も下がってきたのに、よく見ると根や芽に変化が見えてきました。
そんな発見から、母娘の会話がはじまりました。
花後の胡蝶蘭、秋にも変化が?
いつもなら春先に動きが見えるイメージですが、今年は秋になってから小さな変化が現れました。
気温が下がっているのに根や芽が動いているのは、株がしっかり力を蓄えている証拠のようです。
この前、お手入れしてしばらく放置しているけど、ちゃんと変化しているんだね!
春に動きがあると思ったけど、秋にも動きが見えるんだね😳
そうなの。実は“花後”こそ大切な時期なの。
お手入れしたあと、天井にぶら下げていた株や鉢植えのものは、それぞれ鉢や瓶に入れて管理しているんだよ。
ズボラながらに、たまーに軽く液肥をあげたりしてね😏
え!?そうなの……?
もちろん!
花が咲くのにたくさんのエネルギーを使うから、花後はその回復期間なんだよ。
根が新しく伸びたり、茎の節から新しい芽を準備したりするのもこの時期。
だから、水やりや風通しを工夫して、株が気持ちよく休めるようにしてあげるのが大切なの。
花茎の節に出てきた小さな芽は?
花茎の節に小さなふくらみを見つけると、「これって花芽?それとも子株?」と迷う瞬間があります。
どちらになるかはまだ分かりませんが、その“芽が動き出した”ということ自体が株が元気な証拠。
なるほど〜。
じゃあ、切った花茎の節に出てきた小さな芽はどうすればいい?
まだ小さいうちは、そのまま様子を見てOKかな。
もし芽がふくらんできたら、光がよく当たる場所に置いてみよう。
条件が合えば、次の花芽や高芽(新しい株)になることもあるよ🌸
ちょこっと感想
お花が終わると気が抜けがちですが、こうして株が静かに次の準備をしている姿を見ると、育てる楽しみが続いていくように思います。
今年は、思い切って“裸のまま”育ててみようかな〜なんて思っています。苔を纏わず、根っこそのものの力を見てみたい気分。
どんな変化が見られるか、少し楽しみです🌿

お手入れの様子はこちらのページをご覧いただけると嬉しいです。



