天井にぶら下げていた苔玉胡蝶蘭のお片付け記録

胡蝶蘭育成記録アイキャッチ画像 Flowers
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天井に吊るして育てていた苔玉仕立ての胡蝶蘭。今回、いよいよお片付けをすることにしました。
苔玉や板付の蘭は、見た目が涼しげでインテリアにもなりますが、水やりや乾燥対策など日常のお世話に少し工夫が必要です。

この記事では、苔を外して根をほぐし、胡蝶蘭を鉢に戻すまでの流れを写真と一緒に記録しました。
さらに、実際に作業して気づいた点やちょっとしたトラブルの体験もまとめています。

同じように苔玉や板付で育てている方にとって、片付けや植え替えのイメージをつかむヒントになれば嬉しいです。

今年、天井で育てていた苔玉育成の胡蝶蘭

天井でぶら下げている苔育成の胡蝶蘭たち。
今年は、ピンク色と白地にピンク色のリップの胡蝶蘭が咲いてくれました。

長い間、部屋を明るく彩ってくれた胡蝶蘭ですが、花が終わったあとにお片付けを決意。
苔玉仕立ての株はどんな状態なのか、ワクワク半分、不安半分で手をつけました。

苔玉育成を始めたきっかけ

2025年、初チャレンジでした!

我が家にはたくさんの胡蝶蘭があります。
「置き場がないし、吊るすとオシャレかな?」と思ったのが始まり。
日当たりも良い場所なので、空中ガーデンのような雰囲気を楽しめました。

ちょっとしたトラブル

実は以前、この天井に吊るしていた胡蝶蘭がバランスを崩して落下し、下に置いてあったパキラに直撃…!というハプニングがありました。
幸いどちらも大きなダメージは残りませんでしたが、吊るすスタイルのリスクを実感した瞬間でした。

来年について

苔玉仕立ては見た目は抜群ですが、水やりが本当に大変でした。
来年は続けるか、鉢植えに戻すか悩み中です。
管理のしやすさを優先して、鉢植えに戻す方向で考えています。

我が家の胡蝶蘭のお手入れの流れ

胡蝶蘭のお片付けは、少し手間がかかるけれど、手順を追えば意外とスムーズ。
ここからは、実際に我が家で行ったお手入れの流れを、写真とあわせて記録していきます。

STEP1┃天井にぶら下げている胡蝶蘭たちの撤収

天井から吊るして育てていた胡蝶蘭。

天井でぶら下げている胡蝶蘭とテーブルで育てているモンステラの様子


苔玉の姿で長い間、部屋の中を彩ってくれていました。光を浴びて葉を広げ、時にはモンステラや他の植物と一緒に、天井近くでゆらゆらと揺れる姿は、まるで小さな温室のような雰囲気。

天井でぶら下げている胡蝶蘭の様子
天井でぶら下げている胡蝶蘭の様子

今回はお片付けのタイミングということで、ひとつひとつフックから外しました。
普段は見上げるだけだった株も、こうして手元に降ろしてみると、根や苔の状態がよくわかります。

苔玉の胡蝶蘭をぶら下げている天井の様子

赤リップの胡蝶蘭には、開花が終わったあと、忘れないために、葉っぱにメモを残していました。

天井にぶら下げていた苔玉の胡蝶蘭たちを天井から下ろした

STEP2┃金具や麻紐をカット

株を固定していた金具や麻紐を少しずつ切っていきます。
胡蝶蘭の根はとても丈夫で、時には金具や紐としっかり絡み合い、自然に「ひとつの塊」のようになっていました。

天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭
天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭

外すときは根を傷つけないようにハサミで慎重にカット。
絡まった麻紐は手で軽く引くだけでプチッと外れる部分もあれば、「これは解けないかも」と感じるほど固く絡みついている部分もありました。

天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭
天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭。天井にぶら下げるために、麻紐をつけている。
天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭


麻紐は乾いていたので、手で簡単にちぎれます。ただ、場所によっては根にしっかり食い込んでいるところもあり、慎重にほぐさないと傷つけてしまいそうです。
こういうときは焦らず、苔を湿らせてから少しずつ外すと安心です。

天井にぶら下げていた板付の苔玉育成の胡蝶蘭
天井にぶら下げていた板付の苔玉育成の胡蝶蘭

STEP3┃水に濡らして苔をふやかす

乾いた苔はカチカチで外すのが大変なので、バケツに水を張り、株ごと沈めて柔らかくしました。

天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭を水に濡らしている様子
天井にぶら下げていた苔玉育成の胡蝶蘭を水に濡らしている様子

水を含んだ苔はふんわりとして、胡蝶蘭の根に優しくまとわりついていました。
手のひらで押すとじんわり水がにじみ出て、根の周りが少しずつ解けていくのが分かります。

こんなに苔が水を吸うんだね!

うん、カラカラだったから、まるでスポンジみたいに一気に吸ったよ。

本当は一晩くらいつけておきたかったのですが、今回は10分ほど水につけてから苔をほぐしていきました。


STEP4┃苔をほぐして、胡蝶蘭をきれいにする

十分に湿った苔を少しずつ取り除くと、胡蝶蘭の根の姿が見えてきました。

苔玉育成の胡蝶蘭に纏っていた苔や麻紐

白く生き生きとした根が出てきたときは「こんなところまで頑張ってたんだ!」と感動。褐色に変わった根もあり、株ごとに違った表情を見せてくれました。

苔玉育成の胡蝶蘭のお片付け・水でふやかして、纏っていた苔をほぐしている様子
苔玉育成の胡蝶蘭のお片付け・水でふやかして、纏っていた苔をほぐしている様子

苔を完全に取り去ると、すっきりとした株姿に。長年天井にぶら下がっていたとは思えないほどたくましい姿に、改めて胡蝶蘭の生命力を感じました。

贈答用の胡蝶蘭の苔をほぐしたときは、あまりに丁寧に仕立てられていて解くのが大変でしたが、
今回は自分で作ったものなので、思ったよりスムーズにほぐれてくれました。

第一弾のお片付けはここまで

本当は、「乾かしてから根っこを切る → 根を整理して植える」が理想的なんだけど、今日はここまでかなあ…

えっ、乾かしてからがいいの!?どうして?

乾いた方が枯れた根がわかりやすいんだ!

なるほど!そういうことか!!

でも、また後回しにしてしまいそうなので、そのまま根のカットへ。
枯れている根を切り落とし、根を乾かしてから整理し直す予定です。

ちょこっと感想

苔玉仕立てはオシャレで始めはテンションがあがりましたが、水やりやお手入れは思った以上に手がかかると実感しました💐😅
来年は鉢植えでゆっくり育ててみようかなと思っています。

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