鉢の中だけじゃなく、空中にも向かってスルスルと伸びていく胡蝶蘭の根。最初は「これって大丈夫…?」とちょっと戸惑いましたが、どうやら“気根(きこん)”と呼ばれるもので、空気中の湿気を取り込んでいるらしいんです。
根=土の中、というイメージだったけれど、胡蝶蘭はちょっと違うんですね。
胡蝶蘭の様子
我が家の胡蝶蘭たちに、またひとつ嬉しい変化がありました。
別の苔育成中の子からも、ふっくらとした蕾が顔を出してくれたんです☺️


小さな蕾がポツンと生まれてくる瞬間は、何度見てもワクワクしますね。これから天井近くのスペースも、華やかになっていきそうです🏵️
春の空気を感じながら、胡蝶蘭もどんどん活発になってきている印象。
根っこもビヨーンと伸びてきていて、「あれ?これって大丈夫?」と気になる場面も増えてきました。
ビヨーンと伸びた胡蝶蘭の根の様子

わが家の苔育成の株は、根が多方向にのびのびと広がっています。
根が好きな方向にのびのびと伸びているのを見ると、まるで自分で「ここがいいかな?」と環境を探してるみたいで面白いです。
自然界での暮らし方を再現してるのかも、と思うとますます愛着が湧きます。
着生植物である胡蝶蘭は、もともと樹木の表面に根を張り、雨や空気中の湿気から水分を得て生きています。
そのため、地中に潜らず空気に触れるように伸びる根が自然な姿なのだそうです

鉢で育てている別の株も、根っこが鉢の外に伸びていく様子がよく見られます。
特に湿度の高い日には、根が少し膨らんでいるようにも感じられ、「生きてるんだなぁ」と実感します。
この気根のおかげで、鉢の中が常に湿っていなくても、空気中から必要な水分を取り込める仕組みになっているんですね。
だから、むしろ水をあげすぎないほうが自然に近いのかも…と最近は感じています。
育成Q&A
この・・ビヨーンって伸びているのは何?

これはね、根だよ💦
根なの・・・・😳!?
ちょっと見た目が気になるし、元気じゃないのかな?って不安になる…
びっくりするよね!私も最初は「何これ!?切ったほうがいいのかな?」って思った。
でもね、全部が悪い根ってわけじゃないから、慌てなくて大丈夫。
根の状態を見て、「切った方がいい根」と「切らなくていい根」に分けて考えると分かりやすいよ◎
(今回は特にカットはしないよ)
切るべき根はどんな状態?
胡蝶蘭の根は、健康状態をよく観察することで処理の判断ができます。
以下のような状態の根は、機能が失われている可能性が高く、放置すると他の根や株全体に悪影響を及ぼすことも
- 黒く変色している
- カリカリに乾いていて折れそう
- ブヨブヨで押すとへこむ
- カビ臭い、腐敗臭がする
こうした根は、すでに役目を終えている場合が多いため、思い切ってカットするのがおすすめです。
参考にした情報・サイト:
・ビジネス×フラワー┃胡蝶蘭の根っこは空気中に伸びる!気根を持つ「着生植物」胡蝶蘭
・らんやTIMES┃その胡蝶蘭、枯れたと思っていませんか?まだ枯れてない!胡蝶蘭の咲き終わりと胡蝶蘭を蘇らせる方法
根の切り方・注意点
根をカットする際には、清潔に・最小限に・乾燥をしっかりが基本です。
- 清潔なハサミを準備(使用前にアルコールなどで消毒)
- 傷んでいる部分を根元からスパッとカット
- 切り口には殺菌剤(ベンレートなど)やシナモンを塗布すると腐敗防止に
- 切った後は数日間風通しの良い場所で乾燥させてから植え付ける
このひと手間が、根腐れリスクを大幅に減らすコツになります。
参考にした情報・サイト:
HitoHanaNote┃胡蝶蘭の根が伸びてきたら?花芽との見分け方や管理方法!
切らなくていい健康な根の見分け方
一方で、以下のような根は健康な状態なので、そのままにしておくのが正解です👌
- 銀色〜白でハリがある(乾燥時)
- 緑色でプニッと弾力がある(湿っている時)
- 空中に伸びているけれど張りがあり、健康的
胡蝶蘭の根は、光や空気中の水分も吸収して栄養を作る大切なパーツ。
少々見た目が不思議でも、そのままにしてあげるもの大切です

根のケアで大切なこと
根のケアをするうえでは以下の点もポイントです。
☑健康な根は絶対に切らない
☑ 切りすぎは株の体力を奪う原因に
☑ 不安なときは数日観察してから判断でもOK
☑ 切った後の乾燥・消毒処理を丁寧に!
我が家では、基本的に開花が終わるまでは、根っこはそのままにすることが多いです。
ちょこっと感想
今回の根チェックでは、特に切る必要のある部分は見当たりませんでした🌿
ビヨーンと空中に伸びている根も、胡蝶蘭が元気な証拠。ちょっと驚く見た目だけど、愛しく見えてくるのが不思議です(笑)
成長を見守りながら、今後も必要なケアだけをしっかりと。焦らず、一緒に季節を楽しんでいきたいと思います✨