初夏から育ててきたフウセンカズラも、いよいよ終盤を迎えました。
今年のグリーンカーテンは、例年のように茂ることはなく少しスカスカな姿でしたが、小さな風船が風に揺れる様子はやっぱり可愛らしいものです。葉が黄色く色づき始めると、「夏が過ぎて季節がひとまわりしたんだな」と実感します。
思い描いていた理想の姿とは違っても、育ててきた時間の積み重ねには確かな意味がある――そんなフウセンカズラの様子をお届けします。
フウセンカズラの様子
見上げると、青空を背にスカスカのつるが伸びていて、ところどころに小さな風船がぶら下がっています。

葉は黄色く色づき、茶色くなった部分も多く、もうこれ以上茂ることはなさそう。
それでも、風に揺れる丸い実の姿は可愛らしく、夏の名残をそっと残してくれています。

「今年はもう終わりかな」と思う寂しさと、「ここまで育ってくれてありがとう」という気持ちが入り混じる光景でした。
育成Q&A┃風船が少ないのはなぜ!?種は取れる
お花は咲いて緑の風船にもなったけど、すぐ枯れちゃったね…。
そうだね。昔育てたときは、もっと風船がいっぱいできて、ハートの種もたくさん採れたんだよ。
今年はちょっと心配だなあ。
昔っていつ頃!?全然記憶がないなあ…
もう10年以上前かな…下手すると20年近く前かもしれない。
私も記憶はあいまいなんだけど、あの頃はネット一面が緑で、風船も鈴なりだったんだよ。
じゃあ、今年はどうする?
枯れた風船の中にも種が育っているかもしれないから、しばらく放置して茶色くなるのを待とう。もしかしたら来年につながる種が残っているかもしれないしね。
我が家の振り返りと今年の原因
我が家でフウセンカズラをグリーンカーテンにしたのは、本当に久しぶりのこと。
正確な年数ははっきりしないけれど、少なくとも10年以上は前の話で、もしかすると20年くらい前だったかもしれません。
そのときは葉もつるも元気に広がって、風船も次々と実って、毎日のように小さな種を集めていた記憶があります。
だからこそ、今年のスカスカなカーテンを見ると「やっぱり物足りないな」と思ってしまうのかもしれません。
今年の風船が少なかった理由を考えてみると、いくつか思い当たることがあります。
- 古い種を使ったため、発芽はしても成長力に差が出た
- 肥料や水やりのバランスが不十分だった
- 天候の影響(猛暑や雨の偏り)
こうした条件が重なって、思い描いたようなカーテンにはならなかったのだと思います。
ちょこっと感想
スカスカのグリーンカーテンが少し寂しいな…と思いつつ、あっという間に枯れてしまったのはやっぱり残念でした。
でも、園芸は思い通りにならないからこそ、毎年新しい発見があります。今年の経験をふまえて、来年はもう少し新しい種をまき、肥料や水やりにも気を配ってみたいです。
まだ小さな風船の中にタネができているかもしれないので、しばらく見守りながら、最後までフウセンカズラの成長を楽しみたいと思います。




