2025年の秋、庭のあちこちで彼岸花が顔を出しました。
最初に咲いたのは白い花。清らかな色が風に揺れて、季節の変わり目を感じさせてくれました。
その後、少し遅れて赤い彼岸花が開花。燃えるような赤が白花のそばで映え、今年も庭を華やかにしてくれました。
昨年(2024年)は赤が先に咲いていましたが、今年は順番が逆に。
同じ庭でも、天候や気温の違いで咲くタイミングが変わるのを実感しました。

2024年の彼岸花の様子はこちらのページをご覧いただけると嬉しいです。
彼岸花の様子
9月下旬ごろ、庭の片隅に小さな蕾の先端が顔を出しました。
去年より少し早い気がして、今年の気温のせいかな?と母と話したりしながら、咲くのを楽しみにしていたのですが、数日後にはもう満開に。
その早さに、毎年のことながら驚かされます。
赤い彼岸花
気づいたときにはもう満開で、蕾の姿を見逃してしまったのが少し残念。
それでも、燃えるような赤が並ぶ姿は見事で、しばらく見惚れてしまいました。

花の上には蝶々がとまり、羽を休めるようにひらひらと舞っていて——
秋の始まりを告げるような穏やかな風景でした。



白い彼岸花
少し遅れて、白い彼岸花も顔を出しました。
赤い花とはまた違う、静けさとやさしさを感じる色合いです。
淡い光の中で見ると、透けるような花びらがとても上品で、
庭全体がふっと明るくなるようでした。
同じ「彼岸花」でも、色によってこんなにも印象が変わるのだと改めて感じます。



黄色い彼岸花
最後に咲いたのは黄色い彼岸花。
白よりもほんのりと温かみのある色で、秋の日差しにとてもよく映えます。
茎の高さや花の広がり方もきれいに揃っていて、
まるで並んで咲く姿を待っていたかのようでした。
赤・白・黄、それぞれの色が揃ってこそ、今年の庭が完成したような気がします。

育成Q&A
秋の気配を感じ始める頃、庭の片隅でいつの間にか姿を現す彼岸花。
今年も気づけば咲いていて、「あれ?蕾っていつ出てたんだろう?」と驚くこともしばしば。
そこで今回は、開花のタイミングを中心に、彼岸花の生長の早さについて母娘で話してみました。
蕾から開花までどのくらい?
今年こそ蕾から見届けようと思ってたのに、気づいたらもう咲いてたね😅
ほんとね。
彼岸花って、気温が下がってくると一気に伸びるのよ。
蕾が出てからは1週間くらいで咲いちゃうみたい。
そんなに早いんだ!そりゃ見逃すわけだね…
しかも、花が咲くころには葉っぱがないから、急に“地面から花だけ”って感じで出てくるのよ。
たしかに、いつも突然現れる印象ある!
補足メモ
彼岸花(Lycoris radiata)は、秋のお彼岸前後に花茎が地面からすっと伸び、
蕾が上がってから開花までは数日と、とても早いスピード。
花が終わってから葉が伸びるという特徴的な生態を持っています。
このため、観察するタイミングを逃しやすい植物のひとつです。
ちょこっと感想
今年は赤・白・黄色と三色そろって咲いてくれて、 まるで小さな秋祭りのような庭になりました。 来年こそは、蕾の姿からゆっくり観察したいです。


